ギンナン
(上 : 11月2日 下 : 11月12日 ・観世音堂のギンナン)
今日のWEB版ニュースに
「ぎんなんのにおい、自治体に苦情…拾って配布も」
http://mainichi.jp/select/news/20141121k0000e040202000c.html
というのがあり、近所の観世音堂のギンナンを思い出した。
11月の初め、散歩の途中に観世音堂に立ち寄ったら、銀杏の木の下に落ちた大量の銀杏を拾っている、犬の散歩の途中らしい初老の女性がいた。
「これ、ギンナンですか?」と声をかけても、ジロリと睨んで無言で拾い続けている。
連れていた小型犬は、キャンキャンと激しく鳴きたてていた。
目の色を変えてギンナンを拾っている女性は、やがて鳴き立てる犬が邪魔になったらしく、境内の隅の立木に犬を繋ぎ、犬の糞を始末するための物らしいポリ袋を手にはめて、本腰を入れてギンナン拾いに取り掛かったので、私はその場を立ち去った。
犬の鳴き声が、しばらく後を追ってきた。
10日程後、また観世音堂に寄ってみた。
その日は観世音堂の奥さんらしい女性が、境内の枯葉を掃いていた。
銀杏の実は、銀杏の木の下に方寄せられていた。
「今年は銀杏の当たり年なんですよ。匂いが困りますが、よかったらどうぞご自由にお持ち下さい」とのことだったが、「かぶれると聞いてるので…」と辞退。
ギンナンは好きだし高価なのも知っているが、アレルギー体質の私には怖くて拾えなかった。
(砧公園のギンナン・11/21)