上祖師谷 明神社(猫・犬・道路)
もう降るか、もう降るかと思いつつ、午後4時近くなっても降り出さないので、徒歩で散歩に出かけた。
祖師谷公園を通り抜けて上祖師谷の神明社へ。
思ったとおり猫だまりに2匹の兄弟猫がいた。
手提げに入っている筈の猫オヤツが見当たらないので「また来るね」と一旦別れる。
気になっている作りかけの道路の向こう側が、どんな風になっているのか見に行ってみた。
神明社の横から伸びている未完成道路は、09年に夫が交通事故に遇った成城通りの交差点に通じる予定らしい。
未完成道路の横に、明神社へ通じている道があるのでまた神社に戻ると、猫だまりにはいつかの猫好き男性ともう1人男性がいた。
軽く挨拶して別れ、上祖師谷の住宅街に入ってみる。
適当に歩いて行くと、いつか阿弥陀堂を探した時に来た「大道北記念公園」に出たので一休み。
共同墓地の裏から回ったが、時刻が遅いので門が閉っていて阿弥陀堂はお参りせず。
幅の広い一直線の道路に出たが、人も車も殆ど通らない。
あとで地図を見ると、道路の南側が途中で途切れている。
この道もやがては交通事故に遇った成城通りの交差点に通じるらしい。
榎交差点から島忠、桐朋学園を経てキューピー工場で甲州街道にぶつかる道路(都道118号)は、昔は「滝坂道」と言ったそうで、祖師谷辺りでは、この道を境に「大道北・大道南」と呼んでいたらしい。
現在では狭い道路なのに交通量が多く路線バスも通り、自転車などは命懸けという有様なので、バイパスが予定されているらしい。
多分、神明社脇の未完成道路は、その「補助54号線」の一部なのだろう。
上祖師谷の行き止まりの道などを歩いて、やはり前に探しに来た上祖師谷5丁目の庚申塔に出て、また交通事故の交差点に出てしまったので、近くのコンビニで猫が好きそうな物を物色し、ジャーキーを買う。
明神社の裏口(?)にいたキジトラ猫にジャーキーを与えようとしたが逃げられる。
境内の真ん中辺りの大木の根元に、人懐こい白黒くんがいたのでジャーキーを与えたが、年寄り猫なのか歯が立たないらしい。
爪でなるべく小さく割いて食べさせる。
ふと振り向くと、拝殿横の小祠に前足をかけて先ほどのキジトラが祠の中を覗いている。
祠の中の御神体(?)が、どことなく猫に似ているような……?
そっと近づいて行くとキジトラくんは逃げ去り、祠にすまして座っているのはいつかの白っぽい猫。
写真を撮ろうと更に近づいたら、またしても逃げられてしまった。
その後、猫だまりで例のご近所猫情報に詳しい男性によると、キジトラくんはいつも白っぽいネコちゃんを追い回しているそうだ。
今日の猫だまりには立派なカメラを下げた年配の男性が3〜4人、集まっていた。
情報通さんによると、新入り猫のお出ましを待っているらしい。
チラッと出てきたのはお腹部分が白の茶トラくん。
まだ人慣れていないので、なかなかシャッターチャンスがないらしい。
兄弟猫の妹(?)ネコが来たのでジャーキーを与えたが、やはり歯が立たないので千切って与えた。
情報通さんの話では兄弟猫は10歳だそうだ。
そこへ秋田犬らしい大型犬を連れた老人が加わる。
元が犬派の私は、特に大きな犬が大好きなので舞い上がってしまう。
私 : おやつ、上げてもいいですか?
老人 : いいけど、食わないと思うよ。
犬 : ペロリ
私 : 撫でてもいいですか?
老 : いいけど、撫でさせるかな?
犬 : ホクホク
という訳で、猫のために買ってきたジャーキーは、めでたくワンちゃんのオヤツになった。