狛江市岩戸南〜世田谷区喜多見
今夜から雨になるが、昼間は持ちそうなので自転車で出かける。
帰りは荒玉水道道路で東宝スタジオ付近まで行き、仙川沿いに帰る予定。
汗で自転車のハンドルが滑るので、行きがけにダイソーで指なし手袋を買ったが、夏なので1種類しか置いてないそうだ。
そのまま成城の町を通り抜けてもいいのだが、野川沿いを走りたいので入間公園を経て、谷戸橋から野川を下る。
小田急高架をくぐって最初の上野田橋から、野川を離れて東南に真っ直ぐ進み、世田谷通りのニノ橋交差点を更に東南へ。
地図で道が途絶える辺りで、たまたま配管工事中で迂回したら迷ってしまったが、何となく寺社のありそうな方へ行くと、やがて明静院と八幡神社が並んでいた。
明静院は境内に車が入って植木の手入れ中らしいので門だけを撮って、八幡神社を参拝する。
八幡神社の前を少し南下すると、岩戸川緑地公園という遊歩道が、住宅地の間をクネクネと喜多見中学校の裏まで通じている。
車にも人にも会わないのはいいが、砂を敷いた曲がりくねった道は、自転車では走りにくい。
中学を半周すると喜多見公園があったので小休止。
先ほど見かけた慶元寺幼稚園の駐車場から、幼児のお迎えの母親たちで一杯の境内に潜り込み、前に教えてもらった墓地の塀沿いの小道を伝って氷川神社に行く。
神社の方は打って変わって、人っ子一人いない静けさだ。
方角が混乱してしまったので、知行院を探して門前のベンチで地図を確認。
すぐ近くにある諏訪神社へ行って驚いた。
石の鳥居を隠してしまいそうに木々が生い茂った、神社があるとは思えない狭い境内は、天気のいい真昼間なのに真っ暗だ。
恐る恐る入ってみると、目に飛び込むのは斜めに傾いだ松の巨木。
その右奥に拝殿らしいお宮があるが、周囲を住宅に取り囲まれているとは思えない、不気味な異空間という感じだ。
こちらは小さいながら立派な古墳で、きれいに公園風に整備されている。
明るく静かな雰囲気にホッとして、しばらくベンチで憩う。
ホッとしたせいか、その先にある筈の須賀神社を忘れて知行院前に引き返し、荒玉水道道路に乗ってしまった。
途中、次太夫堀公園を通って再び水道道路に戻り、砧小学校までの坂道を自転車を押して上り、ようやく懐かしの仙川にたどり着いた。
仙川の東宝スタジオ付近は、梅雨時のせいか水音も高く、涼しげに見えた。