祖師谷公園・ポプラの綿毛
午後、徒歩で祖師谷公園へ。
西側中央付近のベンチで本を読み始めると、2台あるベンチのもう一方に座っていた年配の女性がうなりだした。
ちょっとビックリしたが、ひと気がないのを利用しての歌の練習らしい。
しばらく本に熱中していたが、日陰が移動して暑くなって来たので立ち上がった。
隣の女性が「うるさかったでしょう?」と言ってくれたので、日陰がなくなったからだと返答する。
カンツォーネのクラブに入っているそうで、クラブ員は高齢者が多く、イタリア旅行も楽しんでいるとのこと。
今日も上祖師谷明神社まで行って見たが、午後早くの日差しの強い時間帯では、猫がいる筈もない。
落としたハンカチを探しながら、カンツォーネ女史のいたベンチまで戻ったが、ハンカチはあったが、日向になったベンチには誰もいなかった。
迂回せずに仙川べりに下ると、白い綿毛で地面が真っ白くなっている場所がある。
どの木から散った綿毛なのかと木々を見ると、プレートに「セイヨウハコヤナギ(ポプラ)初夏の頃、綿毛のついた種子が舞う」という説明プレートが掛かった大木があった。
セキレイ橋を渡って、昨日と同じ児童遊具の側のベンチに腰を据える。
汗も引き、本に没頭していたが、同じベンチの片側に、犬を釣れた老人が腰掛けてタバコを吸い始めて我に返る。
嫌煙者ではないのに、犬が申し訳なさそうな顔で私を見るのがおかしくて可愛かった。