お散歩日記

メタボ回避のお散歩記録

仙川を遡る(緑ヶ丘〜北野)

f:id:zam:20140603222824j:plain
 

方向音痴でも迷う恐れがないのは、川に沿って行くことだと気づき、今日は仙川を遡ってみることにした。

PM2:00頃、自転車でスタート。

世田谷区給田の六所神社までは行ったことがあるので、給田3丁目の「千手観音堂」を探すことに・・・

 

宮前橋を渡ってそのまま北に向かい、仙川を離れて京王線の踏切を渡ると「千手観音参道」と彫られた立派な石碑が建っていた。

お堂の手前の墓地に、お定まりの六地蔵と並べて、古いお墓や石塔などが1列に安置されている。

お堂の境内には慰霊碑などが置かれていた。

 

千手観音堂の前の道路を北上して、行き当たった道を西へ行って仙川に戻る。

しばらく行くと右岸は石段で自転車では通行不能なので左岸に渡る。

その橋から甲州街道に突き当たるまでは、舗装道はなく砂利道になっている。

 

甲州街道を仙川上流側に渡り、右岸を進んで行ったが、左岸はキハナショウブが咲きそろった遊歩道になっている。

少し先の「柳川橋」を渡って左岸に行ってみた。

ハナショウブの群生の中に無舗装の遊歩道が続いていて、中ほどには東屋などもある。

 

自転車で通り抜けられるか考えていると、猫がやってきた。

まだ若そうなキジトラだが、人見知りなのか側には寄って来ない。

程なくもう1匹、黒猫もやって来た。どうやら兄妹らしく、やはり若い猫だ。

クロ君は人懐こい。キジトラは女の子、クロは男の子のように見えた。

 

しばらく猫たちと遊んで、自転車なので右岸に戻って進むことにした。

やがて左手に「いなげや」が見えて来たので、その先の弁天橋を右折しようとすると、角に小祠があるので寄ってみた。

「弁天坂庚申塔」という説明書が立っていた。

宝永元年(1704)、下仙川村の村人たちによる建立だそうだ。

 

弁天橋の交差点を北に進んで行くと「八幡神社」と「宝乗寺」が並んでいるが、宝乗寺は「信者以外の入山を禁ず」ということなので、八幡神社だけ参拝させて頂く。

長い参道の奥に拝殿の他に、境内社の弁財天や稲荷の祠などが祀られている。

散歩の途中らしい男性が、丁寧に参拝する姿が印象的だった。

 

都営仙川アパートの建物群の間を縫って、やっと鉄筋コンクリートの林を抜け出すと、目の前に木々の繁った丘が現れた。

「緑ヶ丘みんなの丘」という緑地公園。日曜日だが誰もいないのがもったいないような丘だ。

 

その後、近くにあるはずの「観音寺」を探していると、周囲を「生産者緑地」に囲まれた一画に行き当たる。

楠や欅の巨木や大きな竹藪の他に、植木や野菜の畑もあった。

喜んでその周辺をうろつき回ったものの、目当ての「観音寺」にはなかなかたどり着けない。

 

ようやく探し当てた「観音寺」は尼寺らしく「観音寺 尼僧専門道場」という石柱が立っている。

先ほどの宝乗寺の「信者以外の……」が後を引いて、門内に入るのが憚われ、本堂、鐘楼を外から拝見、門外の地蔵尊などを写真に撮る。

 

帰りは先ほどの生産者緑地を通り抜け吉祥寺通りに出て、真っ直ぐ行けば上祖師谷の「榎」交差点に出る筈なのだが、榎交差点付近では交通量が少ない「六郷田無道」だが、三鷹市では道幅も交通量も多いので、裏通りを縫って祖師谷方向に進む。

やっと出た見覚えのある道は、上祖師谷・安穏寺坂下の地蔵堂だった。

 

まだPM3:30なので、自転車を地蔵堂の脇に置かせてもらって、徒歩で榎交差点まで坂を上り、上祖師谷1丁目の庚申塔を過ぎ、吉実園のニワトリを見に行く。

先日見たとき、ニワトリが狭い檻の中にぎゅう詰めだったと書いたが、チラッと見ただけなので確認したかったのだ。

今日は幼稚園児たちの見学もなく、ひっそりしていた。

やはりオリにはたくさんのニワトリがひしめいているように見えたが、もう一方の檻は空いている。

混んでいるには雌鶏用の檻なのだろうか?

さっきと同じ道を坂下の地蔵尊まで戻り、馴染みの祖師谷公園の隅の花壇にたどり着いた。