超ディスカバー・近所
夫は蚊に刺されるのが嫌なので、散歩に行きたくないと言うので、一人で近所を回って来た。
元々、私の散歩は「ディスカバー・近所」なのだが、今日のは「超」がつきそうだ。
祖師谷公園北側を通る道は、道幅が狭いのに交通量が多いことで悪名高い。
「六郷田無道」と言われた古い道だそうだ。仙川の滝坂で甲州街道と合するので「滝坂道」とも呼ばれたらしい。
その道の祖師谷5丁目付近に「庚申塔」があるというので見に行った。
六郷田無道 (その4 世田谷~給田)
http://www.geocities.jp/peepooblue/rokugo-tanashi4.html
というサイトの「塚戸十字路から榎交差点へ」を読むと、「六郷田無道」と「滝坂道」は別の道らしい。
榎交差点を中心にして、「六郷田無道」は南北に走り、「滝坂道」は東西に通っていたらしい。
車が怖いので普段は避けて通らない道なので、ちょっと新鮮な感じだ。
近所の人たちがお世話しているらしく、庚申塔は周囲に可愛い花なども植えられて、街道を見守っていた。
天和二年(1682)に建立されたものとのこと。
上祖師谷の住宅の間を適当に走って、祖師谷公園を通り抜けて「つりがね池」へ行ってみた。
藤も花菖蒲も終わってひと気のない池には、カモの夫婦がノンビリ泳いでいて、私の姿に気づくと泳ぎ寄って来たが、何も貰えないと分かると、サッサと後から来た親子連れの方へ行ってしまった。
最近の動物たちは人を恐れなくなっているようだ。
つりがね池からの戻り、この付近に神明社の飛び地らしい金網で閉ざされた空き地に、鳥居と小さなお社があるのが気になっていた。
ネットで調べたところ、祀られているのは「熊野社」のお旅所で、祖師谷・神明社に合祀したところが、その後悪疫が流行り、神の祟りだと言うので元の場所に戻したら、悪疫がピタリと止んだそうだ。
一旦、合祀してしまったので、お旅所となっているとのこと。
もう一つ、やはり「つりがね池」の付近で気になっていた「成城学園 哲士寮」という大きな木々の繁っている場所は、主に成城学園の運動部の合宿に使われているそうだが、「祖師谷」の地名の元となった祖師堂が属していた「地福寺」があった場所らしいと言う。
となると、現在の「祖師堂」はどうなるのだろう?
地福寺は哲士寮の場所にあったが、祖師堂は哲士寮ではなく、少し離れた場所にあったということかも知れない。
その後は祖師谷公園のお気に入りの隅の花壇で、花々としばらく過ごして帰宅。
2〜3日行かないでいると、何かしら目新しい花が咲いているので楽しみだ。
今日は小ぶりで釣鐘型の紫ピンクのクレマチスと、もしやギンラン? と思われる白い花を見つけた。