喜多見・慶元寺 / 氷川神社 その他
今日は一緒に散歩に出かけると言う夫の仕度を待っていたら、PM3:00近くになってしまった。
お天気も下り坂であまり気分が乗らないが、自転車で喜多見に向かう。
成城の街の静かな裏道を選んで走り、不動橋から病院坂を下って多摩堤通りに出た。
次太夫堀公園の真ん中の道路を北上し左折して、喜多見の集落に入る。
まず「知行院」へ。
ささやかな門前町風の家並に豆腐屋などが店を開いているのが、何となく懐かしかった。
境内にはハスの鉢が並び、ハスの花の咲く頃、また来てみたい。
知行院は立派な鐘楼が目についたが、曇り日だが逆光線で写真はシルエットしか撮れなかった。
山門の内側に、大理石(?)の大きなテーブルと椅子が据えられ、灰皿が2枚、キチンと置かれていたのが印象深い。
次にすぐ近くの「光伝寺」へ。
山門の外がかなり広い駐車場になっていて、災害時の避難場所に指定されている。
その駐車場の片隅に、ウツギやハコネウツギが花を咲かせていた。
あまり広くない境内に、枝垂れ桜の木などが植えられていて視界が遮られ、写真はあまり撮らなかった。
境内の片隅に小さな石の厨子があり、20センチ足らずに見える小さな仏様が安置されている。
次いで喜多見氏ゆかりの「慶元寺」に向かう。
歴史のあるお寺だとは知っていたが、山門をくぐると白塀を背に杉林が楼門まで続き、時代劇のような雰囲気。
すぐ隣が、慶元寺運営の幼稚園で、ちょうど園児の帰宅時間だったと見え、お迎えの母親たちが大勢、自転車を停めていた。
鐘楼、墓地の中には豪華な三重の塔もある。
墓地には古いお墓が多く、新しい墓石を建てるために、墓域の隅に固めて置かれている古い墓石が多かった。
園児お迎えのママさん達から道を教わり、墓地の塀の外の小道を辿り、次の目標の「氷川神社」へ。
こちらも鬱蒼と木々の茂る古色豊かな神社。
天平12年(740年)創建と言うから、古社に違いはない。
境内には、説明もなく、帰宅後ネットでの検索でも分からなかった物がいくつかあった。
【龍石】ネットで分かったこと → 富山県魚津市に所在する龍石(蛇石)
【祓戸】ネットで分かったこと → 祓戸(祓所、祓殿)とは祓を行う場所のことで、そこに祀られる神という意味である。
この氷川神社の「祓戸」は、注連縄で仕切られた地面の中央に、若木が植えられている。
龍石の方は、一瞬「恐竜の化石?」と思ったほどの、奇妙な凹凸のある岩。
曇り空が夕空に変わり始めたので、喜多見7丁目にあるという「念仏車」を探すのは諦めて帰ることにした。
下校の小学生に道を尋ねながら、次太夫堀公園まで戻り、田圃のあぜ道で休むカモ達をカメラに収める。
時間も遅いので、一息ついてすぐ野川を遡り、喜多見不動の手前で成城側へ橋を渡る。
多分「なが坂」だと思われる坂を青息吐息で上り切る。
帰り道、上祖師谷4丁目の成城通りのバラ畑のバラの花を、フェンス越しに撮ってPM5:00過ぎにようやく帰宅。