岡本八幡宮〜静嘉堂文庫〜大六天社(大蔵)
PM2:00過ぎ、今日は自転車で仙川に沿って岡本3丁目公園を通り、八幡宮と静嘉堂に向かうことに。
風薫る5月、日射しは強いが川沿いを走るのはとても気持ちが良い。
昨日は富士山の見える地方の老人ホームまで、母を見舞いに行ったが、東名高速の道路際に咲き乱れていた黄色い草花と同じ花が、大蔵住宅の花壇に咲いていた。
名前を調べたら「キンケイギク」らしい。
岡本3丁目公園の池、先日は仲良く2羽で遊んでいたのに、今日は鴨が1羽だけだった。
この池の湧水が流れ出す小流れに沿って崖の裾を行くと、小流れのほとりに石の鳥居と小さな祠が2つあった。
1つは弁財天、もう1つは何の神様か不明。
岡本の東名高速高架下に、昔の第六天の森の名残があるというブログ記事を思い出し、出来心で岡本3丁目の小山ドライビングスクールの横の坂を登り始めたが、とても自転車を押して登りきれないと思い、道路脇の小公園に自転車を置き、徒歩で坂を上る。
地図では真っ直ぐ行けば東名高速に突き当たるのだが、道は真っ直ぐには続いておらず、どちらに行きべきか迷った途端に、東西の感覚が狂って、行くべき方向の見当がつかなくなる。
それでも幾つかの道筋を歩いてみたが、東名高速らしいものも見えず、自転車を置いた小公園が分からなくなる前に、戻った方が良さそうだと引き返す。
何とか自転車を取り戻し、大人しく仙川に沿って岡本八幡宮に向かう。
お気に入りの「バッタの原」の外の草むらに自転車を置き、徒歩で岡本八幡宮の石段を上ることに。
「バッタの原」は月曜休園日で、残念ながら入れなかった。
石段の下の両側に、立派な石灯籠があり、裏に寄進者名が「松任谷正隆・由実夫妻」
これがかの有名な「ユーミンの……」と思ったが、周辺の工事中らしく作業員が数人見ているので、写真を撮り損ねた。
しかし見上げただけでゲンナリするような急な石段だ。確かこれが「男坂」で、もっと緩やかな「女坂」が、バッタの原の前にあるのだが、やはり正面から入りたいと、杖を頼りに1段ずつ、手すりにしがみついて上る。
何とか墜落もせずに上り切り、簡単ながら八幡宮、併社・天満宮などにお詣りして北参道から神社を出る。
十数年前に来たことがあるのだが、静嘉堂文庫の裏口への道が分からず、しばらく周辺をウロつく。
裏口は「女坂」を上り切った所にひっそりと片戸を開けていたのだが、何かの作業中で大勢の作業員が仕事をしている。
入ってもいいとのことなので、裏口から中央のロータリーへ。
工事中の上、月曜日とあって、人影は工事の人たち以外はない。
以前、見てなかった「岩崎家廟堂」を拝見。
霊廟のドーム、巨大な狛犬様の2頭の怪獣、これも巨大な香炉(?)などを写真に撮る。
ドームはロシア正教風、狛犬は神道風、香炉は仏教風、他にも仏塔のような石塔や、石仏様の石像、巨大な石灯籠などが巨木の間に点在していて、どういう宗教で祀られているのか、私などには分からない。
とにかく生い茂った巨木の奥に、まさに奥津城というに相応しい静けさに包まれて、青いドームは眠っていた。
氷川神社の前の坂道を上り、自転車は途中の永安寺裏の交差点に置いて、東名高速の高架に突き当たるまで歩く。
この辺りは昔は馴染みの場所だったのだが、道路が整備されて雰囲気がすっかり変わっていた。
目当ての「大六天社」は、片側は木もなく丸出しだが、辛うじて残っていた。
小祠のすぐ横は東名高速の高架「大六天橋」で、ここを渡っても帰れそうだが、自転車を置いて来ているので戻る。
永安寺裏から東名高架下の仙川まで下り、あとは仙川に沿って真っ直ぐ帰宅。
やはり昨日、車窓から眺めたのと同じ花を見かけ、帰宅後調べたら「スイカズラ」だった。
何故か今までに何度も調べては、忘れてしまう花の名前なのだ。