次大夫堀公園〜永安寺〜静嘉堂緑地
今日は夫の通院日なので、PM2:00過ぎ、1人で自転車で出かける。
調布市方面への散歩が続いたので、たまには世田谷を歩くことにした。
かなりの強風で、埃が目に入ること、写真を撮る時に花が乱れ動いて撮りにくいことに悩まされた。
成城の街中を通り抜けて、富士見橋から明生小学校前を通り、病院坂を下った。
病院坂の下は、味も素っ気もない交差点でガッカリしたが、信号を渡れば多摩堤通りなので、次大夫堀公園へ行くには分かりやすい。
次大夫堀公園へは、あえて正面入口を避け、昔よく病猫を自転車の前カゴに乗せて連れて行っていた、野川沿いの入口から入った。
馴染みの野川沿いの坂道に差し掛かると、思いがけない懐かしさに襲われて動揺する。
野川から入った所は、一見昔のままかと思ったが、小高い竹藪の手前の四阿は取り壊されて、人を怖れないハトがいつまでも足元を歩いていた。
自転車のまま、多摩堤通りの向こう側へ地下道をくぐる。
多摩堤通りの西側には民家園や田圃があり、公園のメインスペースになっている。
民家園には寄らず、民家園前の小さな池を眺めたが、カワセミは見えなかった。
昔は運が良ければ、池のたもとの木の枝から魚を狙うカワセミが見られた。
田圃はまだ田植え前らしく、水に浸された土が黒々としていた。
一番奥の小山と雑木林のある遊び場まで行き、懐かしい次大夫堀公園を後にした。
野川沿いに東名高速の高架下まで行く。
この高架下の付近の空地に、昔はちょっとした小家ほどに育ったノバラの茂みがあって、今頃の時期には見事な花が見られたので、探して見たが、廃車工場か何かの敷地になってしまい、ノバラなど影も見えなくなっていた。
多摩堤通りを離れ、永安寺前へ。門前のお地蔵さまを撮って氷川神社に向かう。
この神社はお祭りの時は賑わっていたが、普段は殺風景に鎮まり返っている。
境内の斜面には、かなり大きな木々の林がある。
神社から野川まで走り、野川から分かれる丸子川の小さな流れに沿って岡本公園へ。
丸子川は、昔はクレソンが密集していて、今頃は川面が真っ白に花で覆われていたものだったが、今はクレソンは見当たらない。
岡本公園も昔と変わっていないようだが、祖師谷公園や蘆花公園、更に手入れの良い調布市の公園などを見慣れたせいか、何となく物足りない感じがする。
さて、いよいよ今日の一番の目的地、静嘉堂文庫美術館の緑地へ。
ここは昔から、いつ来てもひと気がなく、すぐ側には車の走る道路が通っていることも忘れる程の静かな場所。
https://www.youtube.com/watch?v=mN48xCzaJpI
一番のお気に入りの場所だった。
今も全く変わっていないが、雑木などをかなり整理したらしく、昔、地面に届きそうなほど枝を垂れて咲いていた白椿の木などは無くなって、乱れ咲いていた草花も刈り取られたのか、ハルジオンだけが我が物顔に咲き誇っていた。
それでもこの場所の雰囲気は昔のまま残っている。
奥のザム(病猫)のベンチで休んで、今も大好きな静嘉堂の裏庭を去る。
1999年当時の静嘉堂緑地の写真 : http://cyopico.hatenadiary.jp/entry/2014/05/09/120201
丸子川を逆に辿りながら、目についた花の写真を撮ったりしていると、犬の散歩中の老婦人と言葉を交わすことに。
最近はこの辺りに、老人ホームがたくさん出来たことなどを話して下さる。
老婦人と別れ、丸子川から仙川へ。
仙川沿いに行くと、皮の東側に森があることに気づく。
行って見ると「大蔵運動公園」という看板があり、森の中を上る坂道がある。
看板によると、坂の上は大運動場で、様々なスポーツ施設があるらしい。
(小川のほとりに柳の木のある風景)
山裾に小川が流れ水際に柳の木が生えた小道は、絵に描いたような平和な田舎の風景だ。
坂は上らず、小川の流れに沿って森の裾、左手は団地の建物が立ち並ぶ道を行くと、陰気な池があり、鴨のカップルが枯葉の浮いた水面で遊んでいた。
東宝スタジオ付近の仙川は、すっかり葉桜の緑も濃くなっていた。
帰路、風に乱れる垣根のバラなどを撮り、祖師谷・観音堂のお地蔵さまを撮って帰宅。
夫はすでに病院から帰っていた。