住宅地の迷路
(住宅街のナニワイバラ・祖師谷)
夫は疲れていると言うので、1人で自転車向きの道を探しに出かけた。
世田谷の住宅街は、驚く程狭い道でも、バスが通っていたりする。
徒歩ならまだしも自転車では、狭くて交通量の多い道は神経がすり減ってしまう。
あらかじめマップで研究して、静かで安全な散歩道を探すつもりだった。
(廻沢の東覚院)
行きはまだマップが頭に残っていたせいか、何とか住宅地の細い道を縫って「みみずのたはこと」に出てくる「廻沢の東覚院」に寄ったりして、無事に蘆花恒春園まで行けた。
(蘆花恒春園)
蘆花公園は大型連休を楽しむ人々で、どのベンチも塞がっている程の盛況。
(粕谷の八幡神社)
今日は旧宅の周囲をざっと見て、今まで行ったことのない蘆花旧宅隣の八幡神社へ行ってみた。
「みみずのたはこと」で、作者が遠来の客人を見送った「別れの一本杉」がどの辺りにあったのか、私の乏しい想像力では分からないまま、何となく取り留めのない気分で神社をあとにした。
(浅い水場)
蘆花旧宅の下の、かつては小さな流れのある谷だったという辺りを眺め回していると、向かいの丘の裾に浅い水場が作られて、子供が無心に水遊びしている。
昔の谷川の名残り(?)と思ったが、少し高くなった所に井戸があって、そこから水を引いているらしい。
(蘆花恒春園・藤棚)
帰りはまたしても見事に道に迷い、同じような新築住宅が無数に並んでいる迷路に迷い込んで泣きそうになる。
(つりがね池・お気に入りのベンチ)
やっと迷路から抜け出すと、思いがけず「つりがね池」に来ていた。
お気に入りの「つりがね池」は連休の今日も静かだった。
(祖師谷公園で見つけたチョウジソウの花)
ここまで帰ってくればもう縄張内なので、いつもの祖師谷公園の宿根草を眺めてから帰宅。