烏山・寺町
PM3:00 近くになって、自転車で烏山の寺町を目指す。
榎交差点(祖師谷と千歳台の接点)を北上して京王線千歳烏山駅。
更に北上し、甲州街道を渡ってなおも北上。
中央高速道の高架をくぐると26軒の寺院が立ち並ぶ寺町に到着。
関東大震災で罹災した下町の寺院が移転して出来た、比較的新しい寺町だそうだ。
時刻が遅いので、お寺参詣は次回ということで、ざっと寺町を一回りすることにしたが、まず、唯一中央高速手前にある「妙高寺」の山門をくぐって見た。
紅葉の若葉越しに見える寺の建物が美しい。門の側の鉢植えに謎の草花あり。
次に寺院群の中ではかなり大きめの「幸龍寺」も覗いてみる。
ネットで見た「さざれ石」には、何故か説明板が外されていた。
鐘楼やお地蔵様を拝観して、奥の藤棚の下に置かれた鳥の頭付きのベンチで一休み。
不信心者のせいか、お寺の本堂よりも庫裏(?)の二階家が目についた。
更に駆け足で竹林の美しい「妙寿寺」へ。
竹林だけでなく、藤棚のフジも築山のツツジも花盛りで華やかだった。
華やかな庭の花の陰に、雑草の花たちも春を謳歌していた。
法華宗のこの寺には、宮沢賢治の「アメニモマケズ」の石碑がある。
最後に夫の希望で「野鴨の来る池」があるという「高源院」へ。
鴨は見えないが、コウホネらしき水草の葉が水面を覆い、池の中央の弁天堂への橋を歩くと、鯉や亀がたくさん泳ぎ寄って来た。
庭木の美しい新緑の向こうに、「方丈」の額のかかった大きな建物も見えた。
ザッとだが、主なお寺は拝観できたようなので、帰りは中央道下を仙川まで行こうということに。
帰り道を探す途中で、北烏山7丁目で巨大な手付かずの森を見る。
ぐるっと正面に回って見ると「岩崎学生寮」という標札。
祖師谷の「成城学園 哲士寮」 とは比較にならない規模の森だ。
殺風景な高架下を走り、何故か三鷹市に出てしまい、道を尋ねた自転車の若夫婦の案内で仙川まで辿り着く。
仙川回りで帰ることを主張した、「方向感覚バツグン」の夫、カタナシの巻であった。
(シラン・上祖師谷4丁目)
懐かしい祖師谷の植木溜めの直売所で甘夏を買って帰宅。
疲れたが、好天の大型連休初日はとても楽しかった。